建築ムーブ

建築業界を目指す人に向けて、業界情報を発信する情報サイト

家具職人ってどんな仕事?

家具を作る家具職人の仕事

世界には有名な家具職人がいますが、日本も家具の技術は古くから高い評価を受けています。
現代は家具デザイナーの方が設計図を書き、それに基づき木製家具を作ることが主流となっているようです。

家具というと大量生産で大型家具店に行くと安くて使いやすい家具が売っていますが、機能性もデザイン性も高く、質の高い家具が欲しいという人に向けて、家具職人さんが作る家具を求める声も大きいといわれています。
家具職人さんが作る家具は、例えば引き出しがすっと出てきてしまう時にもすっとしまえる、使い勝手もよくまた美しいデザインが魅力です。

家具職人の中には自分でデザインし自分で作るという職人さんもいます。
数が少なくなっていますがファンも多く、個性あるデザインの家具が欲しい、長く持つ家具が欲しいという時に利用されているようです。

家具職人は器用さと感覚の鋭さが必要

最初からきれいな家具ができるという人はいませんし、家具を作っていく中で技術を自分のものにしていくわけですが、木材などの知識が必要ですし、家具の使い勝手は誤差のない技術が必要です。
また大量生産される家具とは違い、造ってほしいという人の希望に沿って作ることが必要となるため、依頼主の希望を現実の家具にする読解力、想像力も必要でしょう。

家具を作る時には誤差がないことが求められます。
面倒だからこれでいいか・・ということではいい家具にならないため、慎重に寸法を測りはめ込む時には、引き出しがすんなり出てきてすっと収まるように、何度も試行錯誤する忍耐力も必要です。
家具を設計から自分で作るという場合には、インテリアデザインの基礎知識も必要となりますし、図面をCADで作る技術も学ぶことを考えるべきでしょう。

家具職人になるには資格が必要?

家具職人になるために資格が必須となることはありませんが、家具店などに就職するという時、有利になる資格として家具製作技能士の1級、2級があります。
この資格は必須となりませんが、家具を作る技術、知識を持っているという証になるので取得しておけば就職の際に役立つ資格です。

高校から専門学校や大学で工芸額やインテリアの知識をつける方もいます。
訓練校で木材加工の基礎を学び、製造会社に就職するという道が一般的といわれているようです。
就職してから家具製作技能士を取得し、より高い技術を駆使した家具作りができる会社に転職するという人もいます。

技術を持っているということを転職先の試験で見せることができないので、資格を持っていることでその技術を持っていることを証明できるでしょう。
転職の際には自分が作った家具の写真や設計図などを技術の証として見せる方もいるようです。

Comments are closed.