建築物設計に欠かせない、設備設計一級建築士
マンションを始めとした建築物の設計の際、法律的に問題が無いかどうかを判断することが出来るのが、設備設計一級建築士です。
設備設計一級建築士は、建築物の設計を行ったり、依頼をされて建物の確認を行うなどを行う、建築物に関してのエキスパート的存在であると言えるでしょう。
そんな設備設計一級建築士は、三階以上の建物で、5000平方メートル以上の規模の建築物の場合は、必ず設備設計一級建築士の確認が必要となります。
その為、ほとんどの建築物に対して、欠かせない存在だと言えるでしょう。
この規定以下の小規模の建物(プレハブ小屋など)であれば、問題なく建築が可能です。
設備設計一級建築士への道のり
設備設計一級建築士は、建築物の安全度を図る、非常に重要な職業です。
その為、専門的知識はもちろん、技術が非常に必要な職業であると言えるでしょう。
資格を取得するためには、一級建築士として5年以上の業務経験を持っていることが条件となります。
一級建築士として五年間、設備設計に関する仕事を行った後、設備設計一級建築士は講習を受講し、修了テストに合格をすれば、晴れて資格取得となります。
飛び級で設備設計一級建築士になることはできませんので、まずは、一級建築士の資格取得を目指す必要があるでしょう。
設備設計一級建築士の資格は、平成18年に誕生をした資格制度ですので、他の資格と比べると、そこまで歴史のある資格ではありません。
ですが、その資格の重要性はお墨付きで、設備設計一級建築士の資格や確認がないと、建築物を作ることが出来なくなったと言えます。
この資格を取ることを目標にすることこそ、真の建築家になったと考えている方も、少なくないでしょう。
自由度が高く、働きやすいお仕事です
設備設計一級建築士は仕事の特性上、非常に自由度が高く、働きやすいお仕事として知られています。
働き方としては主に二種類、個人で建築物の設計をする方法と、他社が建築物設計をしたものをチェックする方法です。
個人で設計をする場合は、法律上既定のことを守った建築物を作成すれば、特にチェックをしてもらう必要なく、建築が可能です。
自分で設計をするのではなく、他人が設計をしたものを、法律的に問題が無いかどうかチェックをして、働くという方法もあるでしょう。
どちらでも好きな働き方を選ぶことが出来る点が、自由度が高く、働きやすい環境作りに役立っていると言っても過言ではありません。
建築物製造関係に勤めたいという場合は、実際に建築製造などで利用する予定がなかったとしても、何かと融通の利く、こちらの資格を取っておくべきでしょう。