アベノミクス
安倍内閣総理大臣の経済政策であるアベノミクスのおかげで、建設業界に多くの公共事業の仕事が舞い込んでいます。
2011年の東日本大震災の復興事業、2020年の東京五輪などの、建設業界には数多くの仕事が舞い込んでいます。
しかし、公共事業は腐敗政治の象徴であるという意見が一時取り入れられたことで、建設業界は不況へ陥り、建設業界を志す若者の人数が激減していた影響で、現在は深刻な人手不足です。
約20年間、建設業界は不況のあおりを受けて、低迷しており、新しい世代が育っていません。
職人の数はそろっても、それを管理して的確に現場へ投入していく現場監督がいないというのが現状です。
また、現場監督の仕事は多岐にわたり、一人前の現場監督になれる人間も多くはありません。
さらに、現場監督として活躍するために必要な知識は、テキスト化されておらず、現場で先輩たちから学び、経験を積んでいくという方法しかありません。
現場監督は、基本的に裏方としての仕事が多く、あまり目立つ活躍はしません。
下請け業者を、どのようなタイミングで、さらにどのような値段で投入していくか、全体の進捗状況から判断していかなければなりません。
そして、どのようなやり方で工事を進めていき、どのくらいの精度でおこなわなければならないのかも検討しなければなりません。
安全確認
建設現場の安全等も現場監督へゆだねられます。
現場の安全を保つために必要な道具として、無線機を欠かすことはできません。
現在は建設現場での職人の死傷者数が急増しているので、事故を防止するためには現場監督は様々な手段を用いなければならないのです。
そうはいいましても、無線機なんて、携帯電話があるから、それで代化できるのでと思われがちですが、無線機は、携帯電話より乱暴に扱っても壊れず、防水加工が優れていますので、雨の日であっても使用することができます。
ほこりにも強く、個別の呼出から同時通話も可能ですから、現場監督が現場を駆け回らなくても、1か所で多くの職人たちとコミュニケーションを図ることができます。
職人同士の情報交換をすることもできますので、安全喚起も余裕でおこなうことができます。
つまり、より安全に現場の管理をすることができます。
マンションのような高層での作業をするならば、安全喚起は必要以上におこなわなければいけませんし、すぐに気が付くことできる無線機は便利な道具です。
道具も必要ですが、多くの現場監督が必要になりますし、多くの人間が建設業界に足を踏みいえるような行政支援も必要になってきます。
仕事があるのに、働く人間がいないというのは、非常にもったいないことですから、たくさんの若者が建設業界へ興味を持たせることが重要です。