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塗装工の仕事内容と種類

塗装工になるには

塗装工とは、ペンキなどの塗装材料を用いて様々なものに塗装を施す職業です。
「もの」と言っても家具や自動車などから住宅などの建物、道路にいたるまで、対象は幅広く、呼ばれ方も作業環境によって変わってきます。
手に職をつけたいという人で、塗装工に興味がある人もおられるでしょう。

塗装工になるにあたり、特別な資格が必要というワケではありませんので、なろうと思えば誰でもチャレンジできる職業です。
ですが初心者が明日からすぐできるという甘い世界でもありませんし、基本的な知識はちゃんと身につけておかなければいけません。
塗装工について勉強するのであれば、「塗装技能士」という厚生労働省認定の国家資格が有効でしょう。

受験は木工、建設、金属、噴霧、鋼橋の5項目の中から職種を選ぶことができます。
1級、2級、3級があり、はじめは3級からチャレンジしてみてください。
2級からは実務経験が必要で、2級は2年以上、1級は7年以上と定められています。

塗装工の仕事の種類

一般的に「塗装工」には住宅や建物を塗装しているイメージが強いと思いますが、これは「建築塗装工」という位置づけです。
個人事業主で建築塗装工をしている人もいれば、塗装工務店として働いているケースもあります。
建築メーカーに属している塗装後もいますし、企業やメーカーの下請けとして塗装工を請け負うケースも珍しくありません。

自動車・バイクなどの塗装に携わる仕事も塗装工の業種の1つで、「板金塗装工」と言います。
車体のボディや部品に塗装するだけではなく、塗装前の下塗りや修理、メンテナンスも作業に含まれることがあります。
板金塗装工の場合は自動車とバイクについての知識も必要ですし、板金をするにあたり金属の知識も求められるでしょう。
町の修理屋さんというイメージがありますが、車やバイクのメーカーに属している場合や販売店や修理工場で修行を積んだ後独立するケースも多々あります。

塗装工としてのやりがい

塗装の役割は着色だけではなく、防水や錆止め、断熱など用途や種類に合わせて様々な目的があります。
外観の完成度もさることながら、専門性や丁寧さによって評価されますので、高く評価されたときにやりがいを感じることができる仕事です。
また工務業界の中では高収入を稼げる業種なので、頑張った分収入も良くなるという成果がわかりやすいこともやりがいとなるでしょう。

塗装の素材や種類も進化したり増加していますので、技術を磨いてそれを仕事に活かせるということを喜びに感じることもあるはずです。
特に建築物の場合、自分の技術によって仕上げられた作品がずっと残るということもモチベーションに繋がるのではないでしょうか。

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