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発破技士ってどんな仕事?

建設現場で爆破物を取り扱う専門技士「発破技士」

解体工事の現場や石の採掘場などでは爆破物を利用し一気に建物や岩場を崩す作業も行われています。
この時にダイナマイトなどを利用しますが、危険物を扱うことになるため資格が必要です。
この時に必要な資格は国家資格となる発破技士という資格になります。

爆破作業を監督するという業務のほか、自らがダイナマイトなどを用いて現場で爆破作業を行います。
爆破物に対する知識が以外、建築物の構造や立地状況などを理解する必要がありますし、石の採掘場でも石の硬さ、その他の条件を確認し安全に爆破作業をこなすことが重要です。

周囲に支障がないダイナマイトの量はどのくらいなのか、その計算を行うことも発破技士の仕事ですし、色々な知識を持っていないと安全に遂行することができません。
危険も責任も大きな仕事となりますので、責任感、判断力、さらに幅広い知識が必要な仕事です。

火薬に対する正しい知識と安全を考慮する判断力が必要な仕事

ただ爆破すればいいということではなく、工事に係わる人、周辺に暮らす人たちが安全でなければなりません。
そのため、火薬に対する深い知識が必要です。
取扱方を正しく理解し、どのように利用すれば最も安全に爆破できるのかを計算する能力も必要となります。

また現場では周囲の人たちの安全を確保するために、判断力、慎重さなども必要です。
発破技士としての知識をおごることなく、念には念を入れて作業ができる気配り、繊細さも重要となるため、非常に神経を使う仕事です。

発破技士になるために必要な資格取得方法

発破技士試験に合格することが必要であり、また合格後、申請することで免許が交付されます。
免許の交付には「実務経験」が必要となるため、現場で発破の補助作業を6か月以上経験する、若しくは発破実技講習を修了することが必須です。

高校を卒業後、大学や専門学校等で建築学などを学び企業に属してから発破技士となる方も多くなります。
関連会社で働きつつ資格を取得し発破技士として現場に出るということは一般的です。
また火薬の管理については別に火薬類取扱保安責任者資格が必要となるため、この資格取得も考えておくべきです。

特殊な資格であり危険を伴う仕事になる

自分が準備した仕掛けによって周囲の人にケガをさせる可能性もある仕事となりますし、自分もけが、命をさらす危険性の高い仕事です。
そのため、油断なく常に集中を切らすことなく作業を行う必要があります。

爆破は一発勝負となりやり直しがきかない作業です。
火薬や爆発のこと、また建物の構造などを詳しく理解し、最も効率的に解体などを行う必要があります。
自分の作業を最後まで疑い、本当に完ぺきな準備となっているのか、精神力を持っていることも必要でしょう。

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