住宅に関して総合的な提案

住宅メーカー・ハウスメーカーでは、住宅を購入することを考えている顧客に対しどのような住宅を作るかについて総合的に提案をしていくことが主な仕事となります。
日本国内には大手ハウスメーカーはかなり多数存在しており、積水ハウス、旭化成ホームズ、ミサワホーム、大和ハウスといった誰でも名前を聞いたことのあるような企業もたくさんあります。

これらのハウスメーカーは就職先としても学生から大人気となっており、例年かなりの人数の希望者が新卒での入社に応募しています。

就職先としての競争率で比較をした場合、旭化成ホームズと三井ホームが一番人気となっています。
しかしながらどの住宅メーカー・ハウスメーカーに就職する場合でも、仕事は決して楽なものではなく、時期によってはかなり多忙になることが特徴になります。

これは業界の特徴として避けがたいものではあるのですが、住宅購入を多くの人が希望する時期は主に一般的に長期休暇と重なっているためです。
一般のサラリーマンの人などが主な顧客となるので、休日や連休のときはむしろ全員出勤で勤務をしなくてはならないという状況になっています。
ただしその分給与面ではかなり恵まれているということも多く、多忙である分やりがいもある仕事であると言えます。

仕事内容

住宅メーカーというと「メーカー」という名称がつくため、食品メーカーのように実際に家を作る仕事をしているかのように感じますが実際には家造りそのものは施工業者に依頼するため住宅メーカー自らが施工までを行うということはほとんどありません。

業務を担当するのは顧客を開拓するとともに、希望される住宅の見積もりをとったり、プレゼンテーションをしていったりするということまでです。

住宅についての希望を聞いて、それを実際に作るための金額が納期、その他材質の選び方などといった提案をしていきます。
ただし営業部分のみといっても住宅についての知識はかなり高度に必要であり、建築用CADやデザイン用のIrustratorなどのソフトを使用できないといけないということもよくあります。

大手の住宅メーカーになると、すでにテンプレートとなる住宅デザインなどが決められているので、その中から部分的にどう変更させていくかといったような営業方法にもなります。

インテリアコーディネーターの資格を持っている人も多いようで、いかにして魅力的な提案をしていくことができるかという個人の能力や努力の部分が広く問われます。