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大工

大工の仕事

大工の仕事内容はどのようなものなのでしょうか。
基本的に、大工は建設現場で活躍する仕事です。
現場監督は、複数の現場を掛け持ちしておりますので、現場監督に一番頼りにされているのが、大工、そして大工を統括する大工の棟梁というわけです。

大工は建設現場に四六時中おり、現場監督から頼まれた納期のもと、確実に仕事をこなしていくのです。
大工が現場でする仕事は、材木に関係のある仕事でいえば、建築物の骨組を作り、屋根下地組み、サッシュ取付、外壁下地組み、床下地組み、天井下地組み・天井下地板張り、内部壁下地組み、床材施工、壁下地板張りこれらの仕事が、大工がおこなう仕事です。

骨組みを1日2日で完了させてから、外壁下地組みまでは一気におこないます。
これさえ終われば、ゆっくりと作業をすることができます。
内部の進め方については、工務店によって異なっています

また、和室などがある場合は、大工の棟梁やもっとも技術力のある大工が専属で取り組むことが多いようです。
大工になるためには特別な資格等はいりませんが、一人前になるまでは3年間程度かかるようです。

給料

月給は、未経験で大工になった場合、15万円前後となりますが、経験者になりますと月給が30万から40万円となります。
これは平均ですが、稼ぐ大工の年収は1000万を超える方もいます。
1日の流れですが、午後8時に現場に到着する必要があります。

1日の流れが10時休憩、お昼休憩、15時休憩があり、多くは17時から18時の間には仕事が終わります。
ただ、忙しい時は22時くらいまで現場で作業をするというのもあります。
工務店へ帰った後の雑務がありますので、忙しい時は忙しい反面、暇なときはのんびりと作業をすることができます。

休日

休日は日曜が休みであり隔週で土曜日も休みになることもあります。
大工の仕事にも現在IT化も進んでいます。
つまり、実際に現場で道具を持って作業をするほかに、CAD(製図ソフト)を用いて自ら図面を引いたり、ワードやエクセルを利用して、日程や工程を作ったりしています。

このようなパソコンでの作業が苦にならない方は、喜んで進めていますが、苦手な方は手を付けないというのが現状です。
若い大工でCAD技術を持っていますと、非常に重宝されますので、若手で経験がなくてもIT技術が苦手な大工たちの中では、武器になり活躍することができるようです。

また、大工の中には宮大工という職もあります。
宮大工とは神社や仏閣の新築や改築、修理を専門におこなう職人であり、なるためには学歴は特別な資格は必要なく、宮大工としての仕事を受ける工務店へ就職すれば、見習いとしてキャリアをスタートさせます。

見習いの時の給料は20万円以下が多いようですが、経験を重ねていけば給料は高くなりますので、やりがいいう意味で、宮大工は非常に魅力的です。

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