CAD利用技術者試験の種類
建築設計のときに便利なCADシステムの基本的知識やスキルを勉強するならCAD利用技術者試験がおススメです。
CADシステムとは、簡単に言えばCADソフトのことです。
CADを勉強している人、CADシステムを利用している人向けの試験であり、受験することによってCADに関する知識やスキルの高さをわかりやすく評価してもらえます。
CAD利用技術者試験には「2次元CAD利用技術者試験基礎」「2次元CAD利用技術者試験1級」「2次元CAD利用技術者試験2級」「3次元CAD利用技術者試験(1級・準1級・2級)」があります。
「2次元CAD利用技術者試験1級」には建築・機械・トレースの3分野があり、それぞれの分野に特化した試験を受けることができます。
2次元CAD利用技術者試験基礎は入門編、次に2次元CAD利用技術者試験2級、1級と進めていくことになるでしょう。
CAD利用技術者試験を受験する前の準備
CAD利用技術者試験対策として独学で勉強する人も大勢おられます。
独学であれば費用が参考書代だけで済みますし、自分のペースで勉強できることも大きなメリットです。
自分でしっかり計画的に勉強できる強靭なメンタルと、モチベーションを維持する努力が必要であることも踏まえ、まずはパソコン機器とCADソフトを用意しましょう。
ちなみにCADの操作にはマウスが必要ですので忘れず準備してください。
CADソフトは1種類ではなく、フリーソフトから有料のものまで様々なソフトが利用できます。
無料ソフトで代表的なのは2次元CAD「Jw_cad」、3次元CAD「FreeCAD」があります。
有料CADソフトで有名なのは「AutoCAD」ですが、お値段がかなり高額となりますので初心者でいきなり手を出すのはおススメしません。
フリーソフトでも試験勉強なら十分活用できますので、まずは無料のソフトから試してみるとよいでしょう。
本格的な機能が備わったCADソフトは、仕事として必要になってから、あるいは本業として稼働してからでもすぐに入手可能です。
CAD利用技術者試験対策におススメの参考書
参考書は公式ガイドブックがそれぞれ種類ごとに販売されていますので、自分が受験するものを購入しましょう。
選び方としては何度も改訂を繰り返し販売されているロングセラーの参考書がおススメです。
何冊も購入する必要はありませんので数冊に絞り、何度も問題を解いて出題傾向、形式をきちんと理解するまで繰り返し勉強することがポイントです。
また制限時間内に解き終わるように時間を本番通り設定するようにしてください。
なお、独学では怠けてしまう、あるいはどう勉強したら良いかわからないという場合には、多少費用がかかりますが対策講座の受講がおススメです。
効率的に勉強できますし、お金を払った分元を取ろうとモチベーションアップにも繋がるのではないでしょうか。